先日はあわび漁について書かせていただきましたが、今回はあわび漁の「浜迎え(はまむかえ)」について書かせていただきたいと思います。
「浜迎え」とは漁から戻ってくる人の帰りを船着場で待ち、帰ってきたら漁で獲ったあわびなどを受け取り、漁協組合の担当者に引き渡したり、漁で使った道具を車に積んだりする人たちのことを言います。
主に、浜迎えをするのは、やはり漁に出る人の奥さんや母親です。
浜迎えに来た人たちの表情を見ると、期待と不安が入り混じった様な表情をしています。
その様な表情を見ると、やっぱりその日の漁の安全と大漁を祈っているんだなあと思います。
私も中学生のころまでは父親と一緒にあわび漁に行っていましたが、その日の漁が大漁だと
「帰ったら、母さんやおばあちゃんはどんな表情するだろう?きっとびっくりするんじゃないかな?」
と、漁から帰るのがすごく楽しみでした。
きっとあわび漁に出る人は、浜迎えに来る人を喜ばせるために頑張りたいとか、喜ぶ顔を見るために頑張るとか、そういう気持ちは皆さん持っているのではないでしょうか?
帰りを待ってくれている人がいるっていうのはすごく心強いことですよね!
帰りを待ってくれる人がいるからこそ、波が荒い日でも、手が凍りつくような寒い日でも頑張れるのかもしれないですね。
そう思うと、浜で働く男の人はもっと女性に感謝しなければならないですよね(笑)
いつも、浜迎えをしてくれたり、色々支えてくれるのは女性なのですから!
12月に入ってからは再び海が荒れ始めて、「あわびの口開け」の放送は聞いていませんが、また近々口開けの放送が聞けることと、漁から帰ってきた皆さんの清々しい表情や、浜迎えの皆さんの笑顔を見るのが楽しみですね!
あわび漁に出かける方々の安全と大漁を重ねてお祈りします!
みなさん頑張ってください!