三陸ホヤの、おいしい食べ方

三陸ホヤの、おいしい食べ方
2024年7月23日

三陸が世界に誇る珍味「ホヤ」。その見た目から「海のパイナップル」とも言われています。
ほやは味に若干のくせがあり、万人受けする食材ではありませんが、くせがある分熱烈なファンも多い食材です。

近年では、ホヤの魅力に気づき始めた方が少しづつ増えているような気もいたします。
非常にうれしいことです!

「興味はあるけど、まだ食べたことはない。」
「ホヤって、どう食べたらいいの?」
そんなホヤ初心者の方にも挑戦しやすいお召し上がり方をご紹介してまいります。

本当に美味しい新鮮なホヤを美味しく召し上がっていただき、多くの方にホヤの本当の美味しさに気づいていただけたらと思います。

ホヤをおいしく食べるには、鮮度の良いホヤを選ぶこと!

『ホヤをおいしく食べるには、鮮度の良いホヤを選ぶこと!』
まずここが重要です。

ホヤは、日本国内で流通しているほやのほとんどが養殖で、三陸の岩手県・宮城県の2県で国の生産量の9割以上を占めています。近年、養殖の技術の進化により、海外にも輸出されるようになってきました。日本産のホヤの評価が高まり、国際市場でも重要な商品となっています。

ですが、まだまだホヤは鮮度を維持するのが難しい食材です。
鮮度を維持するのが難しく、限られたお店や地域でしか味わえません。
そのため、全国的に流通量が少ないのも「珍味」と言われる理由の1つです。

ホヤが苦手な方の多くは、はじめて食べたホヤが新鮮でなかったことで、苦手になってしまったという例が多いようです。
新鮮でおいしいホヤは、生で食べてもおいしいですし、焼く、煮る、蒸す、どれをとっても美味しくお召し上がりいただけます。

ぜひ新鮮なホヤをお取り寄せして、ホヤの本当の美味しさを知っていただけたらと思います。

ほやってどんな味?

ほや


ほやには5つの味覚「甘味」「苦味」「塩味」「旨味」「酸味」すべてが含まれているのは、ご存知でしたか?
他にはこのような海産物はないらしく、
この独特の風味が、好き嫌いの別れるところかもしれませんね。

ホヤの皮を剥くと、つるんとマンゴーのような黄色い身が出てきます。
特に新鮮なホヤは甘味が強く、フレッシュな味わいが口の中に広がります。
塩気とミネラル感に加えて、甘み旨み、後からほんのりとした苦味。
食感はプルプルして弾力があり、トロピカルフルーツを食べているかのような感覚もあります。

黒い部分(肝臓)は苦味が強いので、しっかり取り除いてくださいね。
そうすると、身の部分は甘みが強く食べやすく、
他の海産物にはない魅力に、虜になる方も多いと思いのではないでしょうか。

また、「お酒の恋人」とも言われるほどお酒との相性が良いのも特徴です。
ホヤを食べた後にお酒を飲むと、辛口のお酒でも甘みが口の中に広がります。

ほやの美味しいお召し上がり方

ホヤは、生でも加熱しても美味しいのがうれしいところです。
お刺身でも、焼いても、煮ても、蒸してもOK!さまざまな料理でお楽しみ下さい。

なるべく早くお召し上がりいただくことも、ほやを美味しく食べるコツです!

新鮮なホヤは「お刺身」が一番おいしい!

新鮮なホヤは、まずは生でお召し上がりください。
本当においしいホヤは何もつけなくてもそのままツルンと食べられます。
塩気がいい塩梅に残っていますので、切ってすぐにお召し上がりいただけましたら、
フルーツのようなフレッシュ感を味わっていただけます。

ほや料理

焼きホヤ

ホヤをグリルや網焼きなどで焼くシンプルな食べ方です。
焼くことでホヤの香ばしさが引き立ち、独特の風味と食感を楽しむことができます。
串焼き、バーベキューなどで焼いて、塩、レモン、醤油、ポン酢などお好みでお楽しみいただけます。
また、フライパンでお酒を入れて焼いたり、バター焼きなどのアレンジも楽しめます。

→ ホヤの食べ方「焼きホヤ」編はこちら

ほや料理_串焼き
焼きほや酒

蒸しホヤ

ホヤは蒸すことで食べやすくなりますので、初めての方にもおすすめです。
ホヤの風味を活かしつつ、柔らかくジューシーな食感を楽しむことができます。
殻付きのまま切るだけとお手軽なので、地元釜石でも定番の食べ方になります。蒸してポン酢やすだちをかけたり、酒をふって蒸したりいたします。
電子レンジでも簡単にできますよ。

→ホヤの食べ方「蒸しホヤ編」はこちら

ほや料理_焼きほや

ほかにもアレンジ色々

少し手間を加えて見るのも
定番の酢の物や、サクッと天ぷら、炊き込みご飯、アヒージョなど
さまざまなアレンジでお召し上がりいただけます。

ほや料理

初心者にも簡単!ほやのさばき方

ホヤの剥き方
  1. ほやの頭には大きな2つの突起があります。最初に+になっている突起を切ります。
  2. 切り落とした切り口からほや水を出し、その後一の突起も切り落とします。
  3. +の穴に刃先を入れてそこから一の穴を通り根元近くまでそのまま縦に切ります。
  4. ほやの根元のほうに指を入れて殻から身を取り出します。
  5. 黒い部分(肝臓)や糞を取り除き、中心を通る管に包丁を入れ、中の黒い部分も取り除き2で取っておいた「ほや水」で身を洗います。
  6. あとはお好みの大きさに切ってお召し上がり下さい。

*商品には写真付きの手順書を同梱いたします

さばく時のポイントは3つ

  1. 水で洗い流すと旨みも一緒に流れてしまいますので、ほやから出た水(通称「ほや水」)で洗うことをおすすめしています。
  2. 丸くて滑りそうだから包丁が苦手な方は、キッチンバサミでも大丈夫です。
  3. 黒い部分てどこまで取ればいいのだろう、、と迷う場合は思い切って濃い部分を取り除いてください。

保存方法と賞味期限

当日に食べ切っていただくのが良いのですが、もしも余ってしまった場合、冷蔵庫で保存し、翌日頃までお刺身で召し上がることが可能です。その時にも、風味を残して新鮮なまま保存することが大切。

殻付きの場合は、すぐに殻をむき、身の状態にしてから保存をしてください。空気が入らないようぴっちりラップをしましょう。

冷蔵保存の温度はできるだけ温度の低いチルド室で保存がおすすめです。
冷凍保存なら、約1ヶ月ほど持ちますができるだけ早めにお召し上がりください。海産物を解凍する時には冷蔵庫の中でゆっくり解凍すること、が基本です。

ホヤは鮮度が命

ホヤをおいしく召し上がっていただくには、鮮度の良いホヤを選ぶこと!
大切なことなので、もう一度言いました。笑

「でも、三陸に行く以外でどうやったらそんなホヤに出会えるの?」

と思われる方へ、大丈夫です。
当店では新鮮な生ホヤを夏のみ全国へお届けしております!

ホヤは水揚げの瞬間からどんどん劣化していきます。
海産物は鮮度が最も重要ですが、その中でもホヤは特に鮮度が命です。

はじめての方にも、「おいしいほやの味をもう一度」と待ち望んでいらっしゃった方にも
当店では【水揚げ当日発送】をしております!

ホヤ(ほや)

ヤマキイチ商店のホヤが選ばれる理由

ホヤは鮮度が命!次の3つをお約束します

  1. 必ず水揚げ当日のものを発送しております!
  2. 水揚げ直後からほやを徹底管理しています!
  3. さらに出荷前にもひと手間を加えることにより、新鮮な状態を維持させています!

さらに、4年ものの大きなほやから厳選しております!
国内市場の中で最も人気のあるのが4年もののほやです。
3年ものでも殻の大きいほやはございますが、やはり身の厚さは4年ものにはかないません。
逆に少々殻が小さくても4年ものなら身の厚みがあります。

パンパンに膨らんだホヤが新鮮な証です!

ホヤの旬は夏!新鮮なホヤを【水揚げ当日発送】

当店では、三陸自慢の新鮮な生のホヤを当店で全国へ発送しております。
生ホヤは水揚げのある夏の期間限定(4月下旬から8月上旬頃まで)となりますが、夏の贈りものにも大変喜ばれております!

生のホヤは、「殻付き」「むき身」の2種類です。

ほや(10~16個)《期間限定》 ほや 泳ぐホタテのヤマキイチ商店
www.yamakiichi.com
生ほやむき身(200g) ほや 泳ぐホタテのヤマキイチ商店
www.yamakiichi.com
  • 殻付きほや :まるまる育った身の厚い4年もののホヤです!
  • 生ほやむき身:当日殻を剥いたホヤの身を冷蔵発送しますので新鮮で、お手軽です!手間なく本物のホヤを食べたいという方におすすめです。保存料等は一切使用しておりません。

一年中お届け可能な、冷凍ほやもございます。

旬の生ほや冷凍パック(1袋250g) ほや 泳ぐホタテのヤマキイチ商店
www.yamakiichi.com
  • 冷凍ほや:生ほやとは獲れたての身を丸ごと1個ずつ急速冷凍しております。

ほやと一緒に飲んでいただきたい釜石の「浜千鳥」さんの地酒も一緒にお届けが可能です。
三陸の海の幸と同じように、岩手の大地の恵みを原料に仕込んだ、釜石で昔から愛されてきたローカル仕込みです。三陸へなかなかお越しいただけない方にも、三陸の夏を体感していただけるのではないでしょうか。

まとめ:美味しくホヤを食べるコツ 5ヶ条

最後に、もう一度まとめてみました。

  1. 新鮮なホヤを購入する
  2. 水で洗わず、ほや水で洗う
  3. 買ったらすぐさばく、さばいたらすぐ食べる!
  4. 内臓部分はきれいに外す(苦味が苦手な方は特に)
  5. もしも保存する場合は、さばいてから空気を抜いて

以上を参考に、ホヤの美味しさを味わってみてください!

ほや

Back to Top ↑