三陸産いわて昆布
昆布といえば北海道産が有名で、生産量も9割を超えています。昆布は北海道にしかないと思われがちですが、青森・岩手・宮城の三陸でも採れるんです。昆布の多くは出汁用の乾コンブとして加工されますが、わかめのように食用として料理に使っても、とても美味しいですし、三陸の食卓では定番の食材です。
岩手県で採れる昆布は「真昆布(まこんぶ)」「細目昆布(ほそめこんぶ)」「三石昆布(みついしこんぶ)※日高昆布」の3種類で、わかめ養殖と同じく、海藻に適した漁場ですので昆布養殖も盛んです。
当店で販売している昆布は真昆布(まこんぶ)で、厚みがあり幅広なのが特徴です。三陸産の昆布は柔らかく食味がしっかりしているので、食用に向いています。
昆布の旬
昆布の旬は7月~10月下旬頃までです。わかめと同様に、旬の美味しさを年中お楽しみいただけるように湯通し塩蔵昆布として販売しています。
獲れたての昆布は褐色(茶色)ですが、湯通しすると鮮やかな緑色に変化します。これは昆布が持っているクロロフィルという色素が熱により変化するためです。
昆布の栄養
昆布は低カロリーなうえに、各種ミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。
鉄・ヨウ素・マンガン・亜鉛・カルシウム・カリウムなど海洋ミネラル、ビタミンA、B群、Kなどのビタミン、水に溶けない不溶性食物繊維(セルロース)と水に溶ける水溶性食物繊維(アルギン酸)の2種類の食物繊維、昆布のネバネバ・ヌルヌルの主成分であるフコイダンなど体に優しい栄養素がたっぷりな食材です。自然のサプリメントであるわかめや昆布の海藻類には、体の調子を整える成分が豊富に含まれています。